AI・テクノロジー

Claude Desktopのインストールと設定ガイド|MCPで外部ツールとつなげる方法も解説

「ChatGPTは使ったことあるけど、Claudeってどうなの?」という方に向けて、Anthropic社が開発したAIアシスタント「Claude」のデスクトップアプリ(Claude Desktop)のインストール方法と、さらに一歩進んだ使い方としてMCP(Model Context Protocol)による外部ツール連携まで、画像付きで丁寧に解説します。

この記事でわかること

  • Claude Desktopとは何か、ブラウザ版との違い
  • macOS・Windows へのインストール手順(5分以内)
  • MCPとは何か、なぜ便利なのか
  • MCPを使ってPCのファイルやWebにアクセスさせる設定方法

Claude Desktopとは?

Claude Desktopは、AIアシスタント「Claude」をPCに直接インストールして使えるアプリです。ブラウザを開かなくても、デスクトップからすぐにClaudeに話しかけられるのが最大の特徴です。

ブラウザ版(claude.ai)Claude Desktop
起動の手軽さブラウザを開く必要ありアプリを開くだけ
ファイル連携手動でアップロードMCPで自動連携可能
外部ツール接続限定的MCP経由で多数対応
オフライン不可不可(ネット必須)

特にMCP(後述)に対応している点がDesktop版の大きな強みで、PCのフォルダにあるファイルを直接読み書きしたり、GitHubやSlackと連携させたりすることができます。


Step 1:Claude Desktopをダウンロードする

まず公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

  1. ブラウザで claude.com/download を開く
  2. 「Download for macOS」(Macの場合)または「Download」(Windowsの場合)をクリック
Claude Desktop ダウンロードページ
claude.com/download — macOS・Windows・Linux に対応

ページには macOS / Windows (x64) / Windows (arm64) / Linux の選択肢があります。よくわからなければ、お使いのOS名のボタンをクリックすれば大丈夫です。

Windows の方へ: 最近のSurface・Copilot+ PCなどは「arm64」版を使います。通常のIntelやRyzen搭載PCは「x64」版をダウンロードしてください。


Step 2:インストールする

macOSの場合

  1. ダウンロードされた .dmg ファイルをダブルクリックして開く
  2. 「Claude」アイコンを「Applications」フォルダへドラッグ&ドロップ
  3. Launchpad または Spotlight(Command + Space)から「Claude」を起動
  4. 初回起動時に「開発元を確認できません」と出た場合 → システム設定 → プライバシーとセキュリティ → 「このまま開く」をクリック

Windowsの場合

  1. ダウンロードされた .exe ファイルをダブルクリック
  2. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
  3. インストールが自動で進み、完了するとデスクトップにショートカットが作成される
  4. ショートカットをダブルクリックして起動

Step 3:アカウントを作成してログインする

Claude Desktopの使用には Anthropicのアカウントが必要です(無料プランあり)。

Claudeのログイン画面
Googleアカウントや Apple ID、メールアドレスでサインイン可能
  1. アプリを起動するとログイン画面が表示される
  2. 「Googleで続ける」か「メールアドレスで登録」を選択
  3. 初めての方は「アカウントを作成」から登録(メールアドレス+パスワードでOK)
  4. メール認証を完了させてログイン

ログインできたら、あとはチャット画面にメッセージを打ち込むだけ。ブラウザ版と同じ感覚で使えます。

無料プランでも使えます。 ただしメッセージ数に上限があります(数時間で制限がリセットされます)。頻繁に使う場合は Pro プラン(月額約3,000円)がおすすめです。


MCP(Model Context Protocol)とは?

ここからが Claude Desktop の本番です。MCP(Model Context Protocol)を使うと、Claude に外部の情報ソースやツールへのアクセス権を与えられます。

Model Context Protocol 公式ドキュメント
modelcontextprotocol.io — MCP の公式ドキュメントサイト

簡単に言うと、「Claudeが使える道具を増やす仕組み」です。

MCPサーバー例Claudeができるようになること
ファイルシステムPC上のフォルダを読んだり、ファイルを作成・編集できる
GitHubリポジトリのコード読み取り、PR作成、Issue管理
Slackチャンネルの読み取り、メッセージ送信
PostgreSQLデータベースにクエリを実行できる
Brave SearchリアルタイムでWeb検索できる

MCPを使わない場合、Claudeはあなたがチャットでコピペしてくれたテキストしか見られません。MCPを使えば、「このフォルダにあるファイルを全部読んで要約して」「GitHubのissueを確認して」といったことが自然な会話でできるようになります。


Step 4:MCPを設定する(ファイルシステム連携を例に)

ここでは最もわかりやすい例として、PC上のフォルダをClaudeに読み書きさせる「ファイルシステムMCP」を設定してみます。

4-1. Node.js をインストールする(まだない場合)

MCPサーバーはNode.jsで動くものが多いです。ターミナルで確認してください。

node -v

バージョン番号が表示されれば OK。表示されなければ nodejs.org から LTS版をインストールしてください。

4-2. 設定ファイルを作成する

Claude Desktop の設定ファイルを編集します。ファイルの場所は以下の通りです。

OS設定ファイルの場所
macOS~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
Windows%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ターミナル(macOS)またはコマンドプロンプト(Windows)で以下を実行して設定ファイルを開きます。

macOSの場合:

open ~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.json

Windowsの場合:

notepad %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ファイルが存在しない場合は新規作成してください。以下の内容を書き込みます。

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "/Users/あなたのユーザー名/Desktop",
        "/Users/あなたのユーザー名/Documents"
      ]
    }
  }
}

/Users/あなたのユーザー名/Desktop の部分は、Claudeにアクセスさせたいフォルダのパスに変更してください。複数追加できます。Windowsの場合は C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop のように書きます。

4-3. Claude Desktop を再起動する

設定ファイルを保存したら、Claude Desktop を完全に終了して再起動してください。

  • macOS:メニューバーの Claude アイコン → 「Quit Claude」
  • Windows:タスクトレイのアイコンを右クリック → 「終了」

再起動後、チャット入力欄の右側にハンマーアイコン(🔨)が表示されれば MCP の接続成功です。

4-4. 実際に使ってみる

チャットに以下のように入力してみましょう。

デスクトップにある README.txt の内容を読んで要約してください。

Claude が実際にそのファイルを読み、内容を返してくれるはずです。これまで手動でコピペしていた作業が不要になります。


コネクター(公式MCP連携)も使える

Anthropic公式の「Connectors」ページでは、設定なしで使えるMCP連携サービスが増えています。

Claude Connectorsページ
claude.com/connectors — GitHub・Google Drive などのコネクターが公式提供されている

Claude Desktop の設定画面(左下のアイコン → 「Settings」→「Integrations」)から、対象サービスのアカウントを連携するだけで使えます。こちらはJSONの手書き設定が不要なので、初心者にも簡単です。


よくある質問

Q. 無料で使えますか?

はい。Claude Desktop 自体は無料でダウンロードできます。Anthropic の無料アカウントでも使えますが、1日あたりのメッセージ数に上限があります。

Q. ChatGPTと何が違うの?

Claude は Anthropic が開発した AI で、長い文章の理解や、安全性・誠実さを重視した設計が特徴です。特に長文の読み取り・コード生成・要約は高い評価を受けています。どちらが良いかは用途次第なので、両方試してみることをおすすめします。

Q. MCPの設定が難しそうで不安

ファイルシステムMCPは設定ファイルにJSONを数行書くだけです。この記事のコードをそのままコピペすれば10分以内で完了します。うまくいかなければ Claude 自身に「MCPの設定に困っています」と相談すると、的確なアドバイスをくれます。

Q. セキュリティは大丈夫?

Claude が読み書きできるフォルダは、設定ファイルで指定したものだけです。重要なシステムフォルダは対象に含めないようにしましょう。また、MCPサーバーは自分のPCで動作するため、ファイルの内容がインターネットに流出することはありません(ただし Claude との会話内容は Anthropic のサーバーを通ります)。


まとめ

  1. claude.com/download からインストーラーをダウンロードしてインストール
  2. Anthropic アカウントでログイン(無料プランあり)
  3. まずはブラウザ版と同じ感覚で使い始める
  4. 慣れてきたら claude_desktop_config.json を編集して MCP でファイル連携
  5. 公式コネクターを使えば GitHub・Google Drive なども簡単に連携できる

最初は普通のチャットAIとして使い、徐々にMCPで拡張していくのがおすすめです。Claude に「もっと使いやすくするにはどうすればいい?」と聞きながら設定を進めていくと、自然と使いこなせるようになりますよ。